緊急告知
Rally Isle of Man 2009
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それは先週木曜日、"URGENT - RALLY ISLE OF MAN" 【緊急 マン島ラリー】という1通のメールから始まりました。
それは何と"Rally Isle of Man" の管理者から、イベントの中止を知らせるメールでした。「出発まで1ヶ月をきったねぇ」なんて話していた矢先のことで、こんな間際に何の話か…私にはすんなり理解できませんでした。今年私は招待選手としてエントリーすることになっていたので、一応ウェブサイトでの公式発表前に担当者は私に連絡したようです…。程なくして、ラリーの中止が公式ウェブサイトで発表されました。
実はこの1週間前に、"Rally Isle of Man" が、来年のBHRC(British Historic Rally Championship) のシリーズ戦カレンダーから外れたことがニュースとして報じられていました。再来年(2013)年には、以前のように夏開催を条件にシリーズ戦復帰が約束されているので、それを目指すんだ云々。これが今回の信じたくもない出来事の、布石になっていたとは….
こんなこと前代未聞です。あり得ない…その日から、時差のあるなか英国とのメールの応酬が始まりました。今年秋の開催になったことはマン島政府の意向もあるようなので、マン島政府とも連絡を取りました。
2009年に10年の空白を経て海外ラリーに復帰しました。帰国後、氣谷・溝井組に続くことを目標にしたクルーが誕生しました。昨年は断念しましたが、今年は彼らも連れてRecce(試走)から見せ、来年は2台体制で出場を、という構想で準備を進めていました。2台目の競技車も、日常のサービスの合間を使いながら完成へ近づいています。そこへこの知らせ。私達の計画を根底からぶち壊すような事件です。でも、こんなことに振り回されている訳にはいきません。すぐに目線を転じて、どうしたらプロジェクトにダメージを受けずに進んでいけるかを第一に、策を練りました。アイルランドの "Ulster Rally" も検討しましたが、友人の助言もあってスコットランド南部で6月に開催される "Jim Clark Rally" に2台で出てしまおうという大胆な方向転換を決断しました。イベント1ヶ月前ですから、航空券ももちろん手配済み。購入日から1年であれば追い金は発生するものの変更は可能らしいのですが、半年以上も先のことを今から決めるのはリスクが高いし、初めてラリーを走る人たちの不安を少しでも減らす意味でも10月の渡英は "Jim Clark Rally" の下見を目的にすることにしました。
その頃、中止になったラリーの事務局・マン島政府からは相次いで、中止になったラリーと同じ日程でラリーが開催されることになった旨の連絡が。実はマン島で毎年のように開催されている四輪のラリーは2つ。1つは今回中止になったラリー 、もう1つが毎年5月に行われています。そちらはモダンカーが中心で、ヒストリックはクラス分けなし。そのラリーのオーガナイザーが替わって開催するようですが…。オーガナイザーからも直接連絡がありました。「ライセンスも問題ない、もちろんゲストとして迎えよう。」レギュレーションも公表されています。…大会まで1ヶ月を切っていますから当たり前のことですが。しかもそこには気になる一文が。「エントリーが40台に満たない場合には…」もう聞きたくありません。中長期的展望を持ってやっている私たちにとって、来年の見通しも立たないラリーなど出る価値がありません。マン島は2013年を信じてしばしお預けです。
何よりも困ったのは競技車!もうサザンプトン港に着く頃です。速攻で各関係機関に連絡を取り、通関の前(英国に入ってしまう前に)に日本へ送り返してもらう方向で手配をしています。幸いゴタゴタの一報が入港の前だったので、上手くすればコンテナが船から降りずに戻すことが可能かもしれません。まったく私の競技車ははるばる何をしに行ったんだか…とんぼ返りにもなりません。とんぼ返りは、用件を済ませてすぐに戻ってくることを指しますから。ムダ足になってしまったけれど長旅を終えて帰ってきたら、ねぎらいもそこそこにグラベル仕様に車の手直しをしなくては。
こんなことがあってほぼ丸1週間、ウェブサイトはブログも含めてフリーズ状態でした。システムの不具合ではなく、人間側の問題…ご心配をおかけしましたが、こうして今後をご報告できるまでに方向性の筋が立ちました。マン島ラリー参戦にご協賛いただいた皆々様には大変なご迷惑とご心配をおかけすることになり、誠に心苦しく思っておりますが、このような経緯で来年の2台体制参戦に向けて大きく舵をきりました。前代未聞の事態を乗り越えて、更にたくましくそして図々しくなって、来年の6月を迎えたいと思っております。お預かりしている協賛金は、そのまま来年の挑戦にスライドさせたいと思っておりますので、何卒ご理解を賜ります様お願い申し上げます。今後のことも、これまで同様ウェブサイトで随時報告して参ります。今後とも、温かいご支援を宜しくお願いします!
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