グレイスのUSED CAR 高い?安い?

 

 グレイスの中古車には、一見高い価格がついています。'89〜'96あたりの車両でも、平均して160万円を超えてしまうケースが多々あります。金額的にもっと期待に応えられるといいのですが、当然どこまで手を入れるかで価格は決まってくるので、いつも頭を悩ますところです。よくよく考えた末の現状です。というのも、勝手数カ月、というよそ(中古車センターやミニショップ)で購入した中古車のトラブルを見るケースがあまりにも多いからです。聞けば60万円〜120万円、奈留程手を出しやすい額なのかもしれません。車をみると、既に10年以上経っていて壮行距離は6〜7万km、或いはセンターメーターに交換して実走不明、目新しいアクセサリーパーツが付いて、ボディはクリヤコートで磨いて…肝心要の各機構は、というと手付かず、消耗しきっています。ラバーコーンはぺっちゃんこ、縮まった窓枠ゴムはそのままで雨がじゃじゃ漏れ、マウント類はちぎれて見当たらない…何もやっていません。私たちも、下取りや買い取りでこうした車のベースになっているような車を引き取ることはよくあります。但し私たちは考え方が根本的に違います。この手の車はちょっと動かすだけでラジエータ、ウォ−タ−ポンプ等の水廻り、クラッチやブレーキの消耗、サスペンション…問題のあり箇所はすぐに判ります。骨格を保っていく為にも、ボディは大ごとにならないうちに大なり小なりチェックする必要があるでしょう。程度にもよりますが100万〜200万近く、すぐにかかってしまうことがお解りいただけると思います。私たちとしては車のそんな状況は見逃せません。ましてや、そのままちょちょっと小ギレイにしてそこそこの値段で売りに出すなんて、あり得ません。何故なら、そんな車ではミニの良さが全く伝わらないし、何より楽しく乗れません。新しいオーナーが、直しても直しても調子が悪くてウンザリして、ミニの良さを知ることなくとっとと降りてしまう…イヤな思いしかしていない人はミニを、やれ壊れるポンコツだと口々にボヤいて、いつしかミニはそういう車だというレッテルを貼られてしまうのです。しかもあろうことか、ゴツゴツポンコツを我慢して乗るのが美徳、カッコイイ、ミニはこんなもんですヨ、だなんて吹聴する悪い業者までいる始末。
 ミニは決してそんな車ではないので、グレイスではやるべきことはやって再販します。よそとは全く内容が違います。「高いけど、安いよ」といったところでしょうか。実際のところ、部品代だけでも車両代に近いんです。部品は英国より直輸入、外注ナシのグレイスだからできることです。


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